医師がすすめるアロマセラピー

花粉症対策に精油を取り入れる人も多いですが、精油を使ったアロマセラピーも自己流では思うような効果はないのではないかと思い、情報を探したところ、この本と出合いました。
ペインクリニックが専門のカワバタクリニック院長、川端先生が監修の本で、川端先生を始めアロマセラピーを補助療法として実践する複数人の先生の処方や症例などが書かれた本です。

まず体内にどのように精油が取り込まれて効果があるのかが分りやすく書いてあります。
この本で衝撃的だったことは日本では精油は雑貨や香料として輸入され品質基準が無いため、天然と書いてあっても農薬が使用されたり香料を添加した合成品があるそうです。

どのように芳香分子が体内に取り込まれるかを理解すると危険なことが分ります。
私自身も雑貨や芳香剤の一種と考えていたので、精油に関する考え方がまったく変わりました。

花粉症に関して具体的な記述はページは10ページほどで、症状を抑えると紹介されている精油は3種類、具体的な詳しい説明は1種類で、医師の処方や症例が分かります。

花粉症の場合はマスクに精油を落としたり、アロマライトの使い方を家庭で実践する方法も詳しく知りたかったですが、あくまでも医師が実践する利用方法や注意点が書かれている著書でなので、そのようなことを知りたい場合はまた別によく研究する必要があります。

花粉症以外にも肥満や自律神経失調症、禁煙、帯状疱疹、生活習慣病など、さまざまな病気にどんな精油が有効かや症例が書いてあり特に顎関節症などにも効果があるアロマセラピーがあることにも驚かされました。
本の中にはアロマセラピー学会が推奨する精油メーカーやアロマセラピーに関する情報の入手方法もあります。
良質な精油を買って病気の補助療法として取り入れることが重要だと分りその点では読むことができて良かったと思います。